山登りの楽しみ
こだわりキャンプ術 トップページ ≫ 実施編 目次 ≫ 山登りの楽しみ | Updated: 2014.6.16 |

大雪・旭岳登山と雲上の露天風呂(中岳温泉)を楽しんだ記録です。
このページの目次
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出発
■ 美瑛自然の村キャンプ場( キャンプ場ガイド)を早朝(5:00)発ちロープウェイの出発駅である旭岳温泉に向かう。
旭岳温泉に着く30分ぐらい前より眼前に旭岳の雄大な姿が見え始め、今日の晴天を約束するかのようだった。
旭岳温泉に着いたのが6:10到着。 6:30発のロープウェイに乗り、終点のすがたみ駅から旭岳に向かって登り始めたのは6:50だった。 もう太陽は高い!
姿見の池から旭岳へ

■ 姿見の池はまだほとんど雪に覆われており、旭岳の雄大な姿を映してはいなかった。
旭岳への登りは思ったより急で、ぐんぐん高度が上がって行く。 天気は雲一つない快晴、澄んだ空気の中、さっき降りたロープウェイの駅や雪で覆われている姿見の池や夫婦沼がよく見える。(写真)
旭岳山頂までは風をよける木々もなく、目を楽しませてくれる高山植物もない、荒れたガレ場の連続だ。 風が強く、飛ばされないように姿勢を低くしてただひたすら登る。
旭岳山頂

旭岳山頂に立つのは32年ぶり
■ 旭岳山頂(9:30)は32年ぶり、その時は深い霧だったせいかか、残念ながら何も思い出すものがない。 今回は晴天に恵まれ360度すべて見える。(写真)
旭岳山頂に着くまで4-5人の登山者とすれ違ったが、頂上には誰もいなかった。
ひとしきり景色を堪能し、記念写真を撮って間宮岳へ向かう。
お花畑の歓迎

旭岳の北面は雪に覆われていた
■ 旭岳から間宮岳へ向かう下りはほとんど雪に覆われ、滑りそうで苦労した。(写真)
旭岳と間宮岳のコルで、雪が途切れるとあたり一面高山植物のお花畑が見え始めた。 すれ違う人も殆どなく、上には吸い込まれそうな紺碧の空、まわりは残雪の大雪連峰、下は一面のお花畑、 静まり返った空気の中、聞こえるのは自分たちの声と足音だけ。
途中大雪に毎年登っているという年配のベテラン夫婦とすれ違う。 挨拶を交わし、ちょっと立ち話をし、熊に合った話など聞かせてもらう。 スキーのストックを持っていたのでなるほどなあと思った。
間宮岳山頂

お鉢平は一瞬、息を呑むような光景
■ 間宮岳(10:55)に立つと目の前にお鉢平が広がり、お鉢の底の 噴火口から白い煙が上がっているのがよく見える。 その向こうには、かなり遠くではあるが、層雲峡側の黒岳の姿も見える。(写真)
間宮岳頂上でお鉢平に沿って左に曲がり、中岳分岐までぶらぶらと下る。
中岳分岐点のベンチで昼食を取っていたら(11:20)、西洋人の女性にロープウェイの駅へ行く道を聞かれた。
目の前に道標が立っており、"すがた見駅までxx km" と書いてあるが日本語が読めないそうで、
やはり道標にもローマ字表示が必用なのかな、と感じる。
(無事着いたかどうか気になっていたが、後で旭岳温泉を歩いているのを見かけたので安心した。)
中岳温泉へ雲上の散歩


■ ここから今日の目玉の雲上の露天風呂・中岳温泉までは、遠くに残雪の大雪の山々、
近くは色とりどりに咲き乱れる高山植物(写真)を眺めながら、のんびりとした下りの散歩。(写真)
もし、下に雲海でもあれば、本当に "雲上の散歩" になる。
雲上の露天風呂 - 中岳温泉

■ やがて急な道を7-8分下ると、谷間にぽっかり、という感じで目指す温泉がある。
中岳温泉は小さな天然の露天風呂で、その位置は海抜1,800ぐらいだろうか。 北海道一高いところにある露天風呂かもしれない。 脱衣場も男女の区別もない。まわりの山々や登山道からも丸見えである。
温泉に着いたとき(12:15)は、ロープウェイで一緒だった札幌の若い女性が2人いたのでしばらく話をする。 がやがて彼女たちが下っていったのでチャンス到来と夫婦でかわるがわる汗を流した。(写真)
下りてくる登山者は、その姿が見えてから5分以上立たないと近くまで来れないが、 登ってくる登山者は、目の前にちょっとした小山があり、その山の陰から突然姿を現わす。 妻が入っているときは、私がしっかり見張りをしていた。
出発点へ戻る


■ 露天風呂をさっぱりした気分で出発(13:15)したが、すがたみ駅までの2時間はほとんど雪の上を下った。 ところどころ雪解けの水で喉を潤すことができたが、雪には少々うんざり。(写真)
ロープウェイの「すがたみ駅」に着いたときは(15:20)相変わらず雲一つない快晴だった。(写真) 一日中天気に恵まれて山登りを楽しめるとは、なんとラッキーなことか。
またいつか登りたいが、このような晴天に恵まれるのは難しいだろう。